こんばんは。
イケメンです。
情熱弁当の無添加とは、化学合成の食品添加物を使わない、という決まりで作っています。
食における無添加というのは、実はしっかりとした国の決まり事がありません。
化学調味料は不使用でも、たんぱく加水分解物は使っていたり、
食養油だって、ほとんどの物がヘキサンなどの化学溶剤や水素添加されていたりします。
つまり、無添加の表記はあまり大切ではなく、
作り手がどこまで「無添加」を現実的に理解しているかだと思うのです。
意図的に健康そうに見せたり、付加価値で高く売りたいという意図がある場合も多いですね。
盲目的に食品添加物が悪とか、カラダに悪いと言う消費者って、深く知らない人がほとんど。
「無添加=健康になれる」
「無添加=カラダに良い」
「無添加=肌に良い」
「無添加=長生きできる」
「無添加=病気にならない」
そんな図式に、意識ががちがちに縛られている人って、本当に多いんだな〜。
例えば、豆腐における凝固剤のにがりも食品添加物です。
天然由来のにがりの場合でも、日本で売る以上は、決まり上食品添加物と書く必要性があります。
長い歴史の中で、豆腐におけるにがりの摂取で事故や危険性はないと言えますけどね。
なので、無添加食品だけが好きな方は、一生豆腐は食べられませんね。
凝固剤がないと、どうやっても豆腐は固まりませんから。笑
なぜボクが無添加というかというと、「素材本来の味を知って欲しいから。」
素材と調味料以外に、余計な物を入れて料理を作っていませんよと言う意味です。
現代の食は、弁当のような中食に限らず、外食や学校給食、市販の食品にまで、さまざまな加工度の高い食事が多い。
本来の食べるという意味が、どんどんと遠くに行ってしまっていると実感しているのです。
ホテルや料亭、鮨屋やファミレス。チェーンの居酒屋や定食屋。
有名デパートの惣菜チェーンや大手スーパーの惣菜工場。
有名ハンバーガーチェーンやフライドチキン、ドーナツ店まで。
自分で働いたり、コンサルなどで実際に見る機会があったから。
もし自分の目で見ていなかったら、
もし他の方の伝聞だけだったら、そう感じなかったと思うのです。
無添加か否かという視点だけで物をみると、ものすごくつまらない。
食って本来、理屈で食べるものではありません。
おいしさや楽しさが先にくるべきはずだから。
例えば、栄養学ってありますよね。
タンパク質が○g足りない、炭水化物が○g多すぎなどと、食べながら考えるとしましょう。
でも、
「それって楽しいですか?」
「本当に美味しいですか?」
食べているのは数字でも栄養素名でもなく、食べ物そのもののはず。
肝心なおいしさや楽しさが優先ではないでしょうか?
話をまとめます。
食べ物が無添加という言葉だけを追いかけるのではなく、
なぜ、その作り手がそう言うのかという、意図を知るべきです。
無添加だから安全という保証は、どこにもありません。
あくまで、食を選ぶ一つの基準でしかありません。
そういった選び方だけではなく
加工度合いの低い食事、
精製度合いの低い食材を選ぶという見方にしてみてはいかがでしょうか?
食品添加物ゼロを目指すのではなく、
できる限り少なくと言う発想が、
家庭での食選びには負担がないと思うのですよ。
無添加という言葉。
大切ですけど、縛られすぎもほどほどに、というお話しでした♪
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